消毒用アルコールの常設
当プールでは、新型コロナウイルス感染が発生し蔓延し始めた2020年3月よりも以前から、マスク及びアルコールの備蓄を行っており、品薄状態となった時期から備蓄分を利用しスタッフのマスク着用を推奨するとともに、消毒用アルコールを本部及び施設内に常設し利用者の安全に貢献してきました。
今後も利用者の方々が安心してプールを利用できる環境を整えていくため、施設入り口・受付前・更衣室出入口にアルコール消毒用のスプレーを常設し、安心してプールを利用できる環境づくりを行います。
施設内の消毒対応について
利用する方々や施設職員が施設利用時や出勤時に行う、アルコールによる手指消毒だけでは、新型コロナウイルスを完全に防止することはできません。当プールは、新型コロナウイルスが大きく取り上げられたダイヤモンドプリンセンス号の消毒を実施した際に利用された『ハイプロックスアクセル』を利用し、施設内にある人が触れる箇所の消毒を行います。
消毒対象箇所:ロッカー扉・手すり・券売機・エアコンスイッチ部分・受付台・靴ベラ・椅子・従業員机・シャワー室水栓・冷水器
ハイプロックスアクセル(加速化過酸化水素水)
ハイプロックスアクセルは加速化過酸化水素配合除菌剤です。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の医療施設における消毒と滅菌のガイドラインに記載されて、DIN(カナダ保健省)やEPA(米国環境保護局)から認可取得。諸外国でも広く認知されている除菌洗剤です。
最近では2020年2月、ダイヤモンド・プリンセス号の客船客室の除菌サービスでの実績もある、医療・介護福祉施設の環境整備に最適な、洗浄と除菌が一度で可能な除菌洗浄剤です。
Q128(加速化過酸化水素水)
ULTRAQ-128は、日本とは比べ物にはならないくらい審査基準が厳しいアメリカ合衆国環境保護庁(EPA)の認可を受けた除菌剤です。正式に「安心・安全に新型コロナウィルスを失活化させる除菌剤として認定」されたことになります。
日本においては、残念ながらいまだ新型コロナウィルスに効果があると認定された除菌剤は1つもありません。
受付に飛沫防止用のパーテーションを設置します
受付はお客様と対面にて業務を行いますので、飛沫感染予防用にパーテーションを設置し、対面時の感染リスクを軽減し、お客様へ安心感を与えます。
非接触型の体温測定器(マスク着用判断機能搭載)を設置します
非接触型検温器とは人の体に触れることなく、ディスプレイに顔を映すだけで体温が測れる検温器です。従来型のいわゆる「体温計」とは異なり、脇や口に入れる必要がないので、検温における濃厚接触のリスクが格段に低くなります。検温を実施するスタッフを準備する必要はなく、施設の出入り口に設置するだけで自動的に来訪者の検温が可能です。また、ガンタイプと比べても機能面が圧倒的に優れており、マスクの着用チェックや消毒アルコールの噴射もできるタイプを導入し、感染リスクの削減に貢献します。
毎日、スタッフの体調管理・検温を徹底します
スタッフは出社した際に検温を実施し、検温表に記入します。スタッフは体調が良くない場合や、発熱しているなど、出社前に体調が悪いことが分かった場合は、プール責任者へ連絡の上、出勤を取りやめ自宅待機とします。職場における新型コロナウイルス感染症の大規模な感染拡大を防止するためには、スタッフそれぞれが、職場内外での感染防止行動の徹底について正しい知識を持ち、職場や職務の実態に即した対策に取り組んでいくための指導をおこなっております。
ソーシャルディスタンス・黙スイム
ソーシャルディスタンスの徹底をします。2階にある見学室兼研修室や、券売機のある受付周辺は2m以上の間隔をあけ、並んでいただいたり、利用してもらうようにします。
また、プールを利用する方皆さんへ『黙スイム』を推奨します。プールはウォーキングやタイム更新のための練習、適度に体を動かすためのスイミングなど様々な目的で利用されています。特に常連の皆さんはウォーキング中に顔見知りの方たちでお話をしながらコース内を歩かれていることも多く、新型コロナウイルスへの感染リスクは高いと考えられます。マスクを着けての入水は難しいため、会話をできるだけなくす『黙スイム』で感染リスクを軽減します。
換気扇・サーキュレーターを設置し、更衣室内の換気を行います
新型コロナウイルス感染症の蔓延で、室内の換気は大変重要視されてきています。新型コロナウイルスの集団感染が確認された場所で共通する3つの条件として①換気の悪い密閉空間であったこと。②多くの人が密集していたこと。③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われたことがあげられています。このうち、①の換気の悪い密閉空間を改善するためには、適切な換気を行うことが必要です。当プールは、特に窓を開けにくく、換気ができない更衣室内に換気扇・サーキュレータを設置し、換気を効率よく行なえる環境を整えます。
専門的な消毒を迅速に対応します
新型コロナウイルス感染の疑いが発生した場合、当プールでは、翌日には自社による消毒を即座に実施することができます。従業員のコロナ感染が発覚した場合は、保健所または帰国者・接触者相談センターへ連絡します。職場でコロナ感染者が発生したら、まずは保健所に相談することが大切です。どのような対応策が必要なのか、具体的な対応については保健所の指示に従います。施設内でのクラスター発生やまん延を防止するため保健所の回答を待たずに、迅速に消毒作業を実施し、利用者及び施設職員の安全を確保します。濃厚接触者については以下のように定義されており、その濃厚接触者についての一覧等の作成を実施します。
濃厚接触者の定義(厚生労働省Q&Aより抜粋)
濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。
濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。新型コロナウイルス感染者から、ウイルスがうつる可能性がある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触のあった方々について、関係性、接触の程度などについて、保健所が調査(積極的疫学調査)を行い、個別に濃厚接触者に該当するかどうか判断します。
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